わたしの挑戦コーデ日記

「似合わない」からの挑戦：ジレで叶える洗練された大人の着こなし

ジレへの挑戦：苦手意識を乗り越える一歩

これまで、ジレというアイテムに対しては、どこか苦手意識を持っておりました。かつて流行した「ベスト」という言葉から連想される制服のようなイメージや、どう着こなせばおしゃれに見えるのか、具体的な方法が思い浮かばなかったためです。かっちりしすぎず、かといってカジュアルすぎない、その絶妙なバランスが難しく感じられ、自然と選択肢から外していました。しかし、最近になって雑誌や街中で見かける、洗練された大人の女性たちのジレの着こなしに心惹かれるようになりました。手持ちの洋服の組み合わせにマンネリを感じていたこともあり、この機会に「似合わない」という固定観念を打ち破り、新しいファッションに挑戦してみようと決意しました。

試行錯誤の過程：ジレとの向き合い方

アイテム選びのポイント

まず、ジレへの苦手意識を払拭するためには、どのようなアイテムを選ぶべきか、じっくりと検討しました。丈の短いものや、ツイードのような重厚な素材のものは、着こなしを誤ると野暮ったく見えてしまうのではないかと懸念していました。そこで選んだのは、ヒップが隠れる程度の少し長めの丈で、素材は軽やかなポリエステル混のジレです。色は、手持ちの洋服に合わせやすいネイビーを選びました。この長さと素材感であれば、Iラインを強調しやすく、体型カバーにも繋がり、すっきりとした印象を与えられると考えたためです。

着こなしの工夫と具体的なアイテム

ジレを購入してから、実際にどのように着こなせば良いのか、様々なパターンを試しました。

• 最初の試み：カジュアルダウンからスタート 最初は、定番の白Tシャツにデニムパンツというカジュアルなスタイルに羽織ってみました。しかし、これだけではどこか物足りなく、ただジレを足しただけという印象が否めませんでした。

• オフィスライクなきちんと感を演出 次に試したのは、ブラウスとテーパードパンツを合わせた、少しきちんと感のあるスタイルです。インナーにはとろみ素材のホワイトブラウス、ボトムスにはブラックのテーパードパンツを選び、ネイビーのジレを羽織りました。足元は細身のローヒールパンプスにすることで、オフィスにも馴染むような洗練された印象になりました。この組み合わせは、ジレが全体の印象を引き締め、プロフェッショナルな雰囲気を演出してくれることを発見しました。例えば、「ユニクロのレーヨンプリントブラウス」に「GUのタックテーパードパンツ」、そして「ORiental TRafficのフラットパンプス」という組み合わせに、ネイビーのジレを合わせると、一気に旬なオフィススタイルになりました。

• こなれ感を出すためのレイヤード さらに、よりこなれた印象を目指して、カットソーとプリーツスカートにジレを合わせたレイヤードスタイルにも挑戦しました。インナーには、首元がすっきり見えるボートネックのベージュのカットソーを選び、細かなプリーツの入ったミモレ丈スカートと組み合わせました。ジレを羽織り、華奢なゴールドのネックレスをプラスすることで、視線が上に行き、スタイルアップ効果も感じられました。ウエストに細めのベルトで軽くマークすると、さらに女性らしいラインが強調され、洗練された雰囲気が増しました。

• 素材や色での調整 インナーの色は、白やベージュ、ライトグレーといった明るい色を選ぶことで、顔周りが明るく見え、ジレのネイビーとのコントラストが際立ちました。また、足元は、パンプスで上品にまとめるだけでなく、休日は白のスニーカーを合わせてカジュアルダウンするなど、様々な表情を楽しめることに気づきました。

挑戦の成果と新たな学び

ジレへの挑戦は、私にとって大きな成功体験となりました。以前は「似合わない」と決めつけていたアイテムが、選び方や着こなし方を工夫するだけで、これほどまでにファッションの幅を広げてくれるとは想像していませんでした。ジレを取り入れることで、Iラインが強調され、全体の印象がすっきりと見えるだけでなく、シンプルなコーディネートに奥行きと洗練された雰囲気を加えることができると実感しました。

この挑戦を通じて得られた最も大きな学びは、「食わず嫌いはもったいない」という気づきです。ファッションにおいても、先入観にとらわれず、様々なアイテムに挑戦してみることの楽しさ、そしてそこから生まれる新たな発見や自信を、改めて感じることができました。小さな一歩でも、試行錯誤を重ねることで、自分らしいスタイルを見つけ出し、日々のファッションをより豊かに楽しめるようになるのだと思います。